日本で新型コロナウイルス患者が再び増加。 専門家は第10波を警告


東京

 金曜日の厚生労働省のデータによると、全国の指定病院におけるコロナウイルス患者の平均数は11週間連続で増加しており、専門家らは日本が新型コロナウイルス感染症の第10波に入ったと警告している。

 データによると、約5000の医療機関の平均は先週日曜日までの1週間で16.15人で、報告した患者総数は前週比8％増の7万9605人となった。

 日本の中部にある石川県は、元日の地震の悲惨な影響により一部の報告が含まれていないにもかかわらず、1施設当たりの平均患者数が24.52人で、47都道府県の中で最も増加率が高かった。

 石川県と東京を含む他の40道府県では直近1週間で増加がみられ、平均患者数も福島県が1施設あたり24.49人、愛知県が22.55人で高かった。

 最も低いのは沖縄県の8.94点で、次いで大阪府の9.36点、青森県の10.75点となった。

 全国約５００の医療機関から報告された新規入院者数は前週比４％増の３４５９人となった。

 日本呼吸器学会理事で長崎大学教授の向江宏氏は、「新型コロナウイルス感染症の感染者数は第10波にあり、明らかに増加している」と述べた。 同氏は、この冬はインフルエンザやその他の伝染病も蔓延していると警告した。

 昨年5月に新型コロナウイルス感染症を季節性インフルエンザと同じカテゴリーに格下げしたことを受け、政府は毎日の新規感染者数の発表を中止した。

 現在は、指定された施設から報告された毎週の患者数と施設間の平均症例数のみを公表している。