自民党議員数名、資金集め問題で国会倫理審査会に出席へ

東京


日本の自民党は火曜日、与党を揺るがす政治資金スキャンダルを追及する特別委員会に、故安倍晋三首相が率いる派閥幹部が出席する予定であると野党ブロックに通告した。


自民党は衆院政治倫理会議で他派議員もこの不祥事を取り上げると発表したが、野党陣営は与党の他の有力議員の出席を求めている。


自民党によると、2人の議員は安倍派の事実上の指導者である塩谷龍氏と、自民党二階俊博元幹事長率いるグループのメンバーである武田良太氏である。両派ともスキャンダルを理由に解散を決定した。


自民党は、安倍、二階、岸田文雄首相がそれぞれ率いる3派閥が、募金パーティーからの収入の一部を報告を怠り、裏金を作っていたとの疑惑で、厳しい監視にさらされている。


野党は二階氏に加え、西村康稔元経産相や松野博一元官房長官ら安倍派の主要メンバー5人に出席を求めている。安倍派は自民党最大派閥。


関係筋が火曜日に明らかにしたところによると、西村氏は自民党幹部に対し、委員会に出席する意向があると伝えた。


一方、自民党は年齢を懸念する声もあり、85歳の二階氏の参加要請を見送ることを検討している(党関係者)。


政治倫理審議会は疑惑に直面した議員の政治的・道徳的行為を審査する責任がある。審議後、審議会は国会議員の職を辞任したり、一定期間出席を控えたりするよう勧告するなどの勧告を行うことができるが、そのような措置は講じられていない。


検察は1月、安倍、二階、岸田派の国会議員3人を含む10人を起訴または略式起訴したが、派閥幹部らは証拠不十分で刑事告訴されなかった。


岸田氏の与党が今月初めに発表した党内調査で、次期総選挙候補者10人を含む自民党議員384人中85人が政治資金収支報告書で歳入を過少申告していたことが明らかになった。


別の党内報告書によると、受領者は懇親会や人件費、車両購入などさまざまな目的に資金を使用していた。しかし、野党側は、その資金が選挙運動中に票を集めるために使われた可能性があると主張している。
別の展開として、最大野党である立憲民主党の梅谷衛衆院議員が1月に選挙区内で開催されたいくつかのイベントで有権者に日本酒を配布したと関係者が明らかにした。


新潟県選出の1期議員、梅谷氏は火曜日、記者団に対し、酒の提供は「行事の対価」だと思うが「軽率だ」と述べた。有権者に金品を提供すると公職選挙法に違反する恐れがある。


野党・国民民主党の玉木雄一郎代表は「明らかな法令違反であり、容認できない」と梅谷氏を批判した。