2020年に鹿児島で女性殺害、男に無期懲役求刑

2020年に鹿児島で女性殺害、男に無期懲役求刑


鹿児島


2020年に鹿児島県垂水市の高速道路沿いで35歳の女性を殺害し、遺体を藪に遺棄した罪に問われた31歳の男に検察は無期懲役を求刑した。


共同通信によると、田畑裕也被告は、鹿児島県鹿屋市の会社員、岩切美春さんの車の中でシートベルトで首を絞め、国道220号脇の植え込みに遺体を放置したと認めた。 2人はSNSで知り合った。


岩切さんは親戚と同居しており、最後に車で家を出たのが午後6時半ごろに目撃された。彼女が翌日までに帰宅しなかったため、家族が行方不明を通報した。彼女の遺体は2020年10月29日に発見された。


警察によると、田畑容疑者は2020年10月初旬、大分県別府市で岩切容疑者の車にナイフを突きつけてオンラインで知り合った別の女性を監禁したとして最初に逮捕された。岩切さんの死に関する取り調べのため、鹿児島県警察に送致された。


田畑被告は鹿児島地裁での裁判員裁判で殺意を否認し、死体遺棄罪についても「死んでいるとは思わなかった」と無罪を主張した。